まったく知らない人と相部屋にされかけた上海のホテル

ヨーロッパから帰国するため空港のチェックイン・カウンターに並んでいると、後ろの人から飛行機が遅れていると教えてもらいました。理由は台風だというので、台風が近づいているのかと聞き返すと、中国に来ていた台風のせいで飛行機の到着が遅れたのだと教えてくれました。
私は上海で飛行機を乗りかえて日本に戻ることにしていましたが、上海での乗り継ぎ時間は短く、しかも乗り継ぐ予定の飛行機はその日の日本への最終便だと聞いていました。予定していた飛行機に乗り遅れると上海で1泊しなければいけません。
このようなことが起こるので、海外旅行の日程は余裕をもって組むように言われるのですね。

日本まで同じ航空会社で航空券を手配していたので、今回のような場合には航空会社がホテルを手配してくれることは知っていました。なるようになるだろうと気楽に考え、チェックインの時にもらった食事券を使って空港の飲食店で食事をし、予定より3時間ほど遅く飛行機に乗りました。

上海ではスーツケースを受け取って、航空会社が用意してくれたホテルに行きました。料金は一切かかりませんが、バスで連れて行ってくれるので全員が集まるまで待たされました。日本人は私と娘のほかには20代の女の子が1人だけでした。

ホテルに到着するとフロントでパスポートを出しました。フロントの女性が「2ベッド・ルームでいいですか?」と確認するので、私はダブルベッドではなく自分と娘が1つずつベッドを使えるのをありがたくOKしました。
すると私と娘とその知らない女の子の3人に対して、1つのルーム・キーを渡されました。これはつまり見知らぬ人と1つの部屋に泊まれという意味ですよね?いくら女性でも何の面識もない人といきなり部屋をシェアするのは抵抗があります。それにこちらは子連れですので、彼女だって一緒の部屋では落ち着けないでしょう。先ほどの「2ベッド・ルーム」というのは、私と娘が1つのベッドでもう1つを見知らぬ彼女が使えという意味だったようです。

聞いたこともないような対応に驚いて言葉もありませんでしたが、私はあやうくルームメイトになりかけた彼女に相談し、私たちは家族ではなくただの旅行者なのだから別々の部屋にしてくれるように頼みました。

もちろん部屋を分けてくれましたが、このように知らない人を同じ部屋に入れるのは中国では普通のことなのでしょうか?それなりに海外旅行をしてきたつもりですが、このようなことで驚くとはまだまだ修行が不足しているようです。